東日本大震災から10年。県内にも多くの活断層があり、発生すれば甚大な被害がでるというシミュレーションがあります。県内の活断層の特徴と備えについて専門家に聞きました。 現在、県内で確認されている主要な活断層は7つ。中でも、呉羽山断層帯は、30年以内に地震が発生する確率が最も高いSランクに分類されていて、県のシミュレーションでは死者は2335人にのぼると推計されています。 地質学が専門の富山大学、竹内章名誉教授。竹内さんが呉羽山断層帯よりも警戒が必要としているのが、県西部にかかる邑知潟断層帯です。 *富山大学 竹内章名誉教授「地震を起こすのは地下の断層。地下の様子を見てみたくなるわけだが、県西部の断層帯の活動は東部に比べて活発」 竹内さんは、人の体には感じないマグニチュード2以下の微小な地震に着目し、県西部の断層帯の活動が東部に比べ活発であることを指摘しています。 中でも、邑知潟断層帯を震源とする地震が発生した場合、震度6強以上となる範囲は呉羽山断層帯よりも広くなると予想しています。 *富山大学 竹内章名誉教授「左側が邑知潟断層帯で、断層の動き方はいろんなパターンがあるが、その中で被害の大きくなるケースを示したもの。氷見、高岡、小矢部の地下に断層面があるが、そこで地震が起きるわけなので真上の地域が震度7になるということ」 その上で、竹内さんが最も警戒しなければならないと訴えているのが、南海トラフ地震です。 30年のうちに70~80%の確率で発生するとされていて、日本海側でも地震の連動による被害を想定するべきとしています。 *富山大学 竹内章名誉教授「なんといっても3.11の最大の教訓は、海溝型の地震と活断層型の直下地震は連動するということ。そういう時期に私たちはいる」 紀伊半島沖を震源に最大震度が7、地震の規模を示すマグニチュードが8から9クラスになると想定される南海トラフ地震。それに連動する形で、日本海へとつながる糸魚川・静岡構造線や県内の活断層で地震が発生した場合、富山でも津波などの甚大な被害を受けると考えられています。 *富山大学 竹内章名誉教授「遠方で強い地震が起きる場合とか、あるいは直下で強い地震が起きる。これも立山の存在が関係ない場所で起きてしまうので、まったく立山は私たちを守ってくれない。もっと言うと、自然災害から立山連峰は私たちを守ってくれるというような、その神頼み的な発想というか、楽観的な希望ですね。希望的観測、こういう弱いところを突いて地震はやってくると言えるかと思う」
県内にも多くの活断層があり、発生すれば甚大な被害がでるというシミュレーションがあります。県内の活断層の特徴と備えについて専門家に聞きました。 現在、県内で確認されている主要な活断層は7つ。中でも、呉羽山断層帯は、30年以内に地震が発生する確率が最も高いSランクに分類されていて、県のシミュレーションでは死者は2335人にのぼると推計されています。 地質学が専門の富山大学、竹内章名誉教授。竹内さんが呉羽山断層帯よりも警戒が必要としているのが、県西部にかかる邑知潟断層帯です。 *富山大学 竹内章名誉教授「地震を起こすのは地下の断層。地下の様子を見てみたくなるわけだが、県西部の断層帯の活動は東部に比べて活発」 竹内さんは、人の体には感じないマグニチュード2以下の微小な地震に着目し、県西部の断層帯の活動が東部に比べ活発であることを指摘しています。 中でも、邑知潟断層帯を震源とする地震が発生した場合、震度6強以上となる範囲は呉羽山断層帯よりも広くなると予想しています。 *富山大学 竹内章名誉教授「左側が邑知潟断層帯で、断層の動き方はいろんなパターンがあるが、その中で被害の大きくなるケースを示したもの。氷見、高岡、小矢部の地下に断層面があるが、そこで地震が起きるわけなので真上の地域が震度7になるということ」 その上で、竹内さんが最も警戒しなければならないと訴えているのが、南海トラフ地震です。 30年のうちに70~80%の確率で発生するとされていて、日本海側でも地震の連動による被害を想定するべきとしています。 *富山大学 竹内章名誉教授「なんといっても3.11の最大の教訓は、海溝型の地震と活断層型の直下地震は連動するということ。そういう時期に私たちはいる」 紀伊半島沖を震源に最大震度が7、地震の規模を示すマグニチュードが8から9クラスになると想定される南海トラフ地震。それに連動する形で、日本海へとつながる糸魚川・静岡構造線や県内の活断層で地震が発生した場合、富山でも津波などの甚大な被害を受けると考えられています。 *富山大学 竹内章名誉教授「遠方で強い地震が起きる場合とか、あるいは直下で強い地震が起きる。これも立山の存在が関係ない場所で起きてしまうので、まったく立山は私たちを守ってくれない。もっと言うと、自然災害から立山連峰は私たちを守ってくれるというような、その神頼み的な発想というか、楽観的な希望ですね。希望的観測、こういう弱いところを突いて地震はやってくると言えるかと思う」
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どうぞ、お好きにどうぞとね。
わてがこのエリアで注意し見てるのが「石川県能登地方と能登半島と福井嶺北」とね。
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週刊地震情報 2020.3.15
13日(金)未明に能登半島で震度5強
2020/03/15 11:43 ウェザーニュース
国内:能登半島で強い地震 石川県は13年ぶりに震度5強

西北西-東南東方向に圧力軸を持つ逆断層型のメカニズムで、石川県内で震度5強以上の揺れを観測するのは、2007年の能登半島地震(マグニチュード6.9)以来、13年ぶりのことです。
今回の地震は、その能登半島地震の余震域の東側で発生しており、似たタイプの活動です。
また、能登半島周辺では、1993年にもマグニチュード6.6の地震が起きており、いずれも海底活断層の活動によるものと考えられています。
世界:ニュージーランドの北の海底でM6.3

14日(土)にニュージーランドの北の海底を震源とするマグニチュード6.3の地震が発生しました。東西方向に張力軸を持つ、正断層型のメカニズムと解析されています。
今回の震源は太平洋プレートとオーストラリアプレートの境界付近に当たり、マグニチュード6~7クラスの地震が頻発している領域です。ただ、プレートの動きが複雑で、沈み込み帯の領域で発生する逆断層型の地震だけでなく、今回のような正断層型や横ずれ型が発生するケースがあります。
2011年にクライストチャーチで大きな被害をもたらしたマグニチュード6.1の地震は若干、逆断層型の性質をもつ横ずれ型でした。
参考資料など
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西暦(和暦) | 地域(名称) | M | 主な被害 |
1640年11月23日 (寛永17) |
加賀大聖寺 | 6 1/4 ~ 6 3/4 | 越前、加賀の国境で家屋破損、死傷者多数。 |
1891年10月28日 (明治24) |
(濃尾地震) | 8.0 | 越前で死者12人、負傷者105人、家屋全壊1,090棟。 |
1900年3月22日 (明治33) |
福井県鯖江付近 | 5.8 | 負傷者6人、家屋全壊2棟。 |
1948年6月28日 (昭和23) |
(福井地震) | 7.1 | 福井平野及びその付近で被害。死者3,728人、負傷者21,750人、家屋全壊35,382棟、同焼失3,851棟。 |
1961年8月19日 (昭和36) |
(北美濃地震) | 7.0 | 死者1人、負傷者15人、家屋全壊12棟。 |
1963年3月27日 (昭和38) |
(越前岬沖地震) | 6.9 | 敦賀湾・若狭湾沿岸で被害。住家全壊2棟。 |
2007年3月25日 (平成19) |
(平成19年(2007年) 能登半島地震) →【地震本部の評価】 →【リンク集】 |
6.9 | 負傷者1人。 |
2013年4月13日 (平成25) |
淡路島付近 →【地震本部の評価】 |
6.3 | 負傷者1人(平成25年5月14日現在、消防庁調べ)。 |
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↑の地震も見てるとね。
「石川県と福井県」とね。
それじゃとね。