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MEGMEGA地震予測で過去最大級の異常変動 5つの危険ゾーンA地震予測で過去最大級の異常変動 5つの危険ゾーン

2020/10/10 16:05

 

MEGA地震予測で過去最大級の異常変動 5つの危険ゾーン (msn.com)

 

新型コロナウイルスや台風・集中豪雨などの災厄が次々と襲う中、最も恐ろしい「大地震」の気配も静かに忍び寄っていた。本誌・週刊ポストで的中を連発してきた「MEGA地震予測」が、過去最大クラスの異常変動を記録。全国各地で警戒を強める必要があるという――。

地表にエネルギーが蓄積

 2020年は大きな地震が極端に少ない異例の年となっている。震度5弱以上の地震は、昨年は9回、一昨年は10回起きたが、今年は3月に石川県能登地方で震度5強、6月に千葉県東方沖で震度5弱、9月に福井県嶺北震度5弱の3回しか発生していない(9月末時点)。

 しかし、地表の動きを細かく分析すると、数多くの異常が見られるという。測量学の世界的権威で「MEGA地震予測」を主宰する村井俊治・東大名誉教授が警告する。

「6月中旬~8月末にかけて、例年に比べて最も多い異常変動が確認されました。この時期は例年、異常変動が多くなる傾向にあるものの、今夏は特に多い。今年は大きな地震の発生が少なかったため、エネルギーが放出されずに溜まっていると考えられます」

 村井氏が会長を務める民間会社JESEA(地震科学探査機構)の協力のもと、最新の「異常変動全国MAP」を掲載した。本誌・週刊ポスト2020年6月12・19日号に掲載した前回のMAPと見比べると、今回の異常変動点がいかに多いか一目瞭然だ。わずか4か月の間に異常変動点の数が7倍以上に激増している。

「MEGA地震予測」のベースとなっているのは、国土地理院が日本全国約1300か所に設置した「電子基準点」のGPSデータだ。

 それを基に地表の動きを詳細に捉え、基準点の1週間ごとの上下動を示す「異常変動」、それより長期的な地表の上下動を表わす「隆起・沈降」、地表が東西南北のどの方向に動いているかの「水平方向の動き」の3つの主な指標を分析。その結果、顕著な異常変動や過去の地震の前兆との類似性が見られた場合に、大地震発生の可能性への警戒を呼びかけてきた。

 さらに、村井氏は今年から自身の予測手法をインプットした学習型AI(人工知能)を本格的に導入。膨大な電子基準点のデータをAIが分析し、算出した危険度を予測に加味している。その結果、これから警戒すべき5つのゾーンが弾き出された。

首都圏が“危険水域”に

【1】首都圏・東海警戒ゾーン

 山梨県にある電子基準点「小菅A」で8.26cm、静岡県にある「大仁」で7.25cmの異常変動が観測されたほか、東京から静岡にかけて異常変動が集中している。村井氏が解説する。

「マップには反映されていませんが、最新の国土地理院の速報データでは、9月中旬に神奈川の『大井』でも9cmの大きな異常変動が現われました。大井町は1923年に発生して10万人の死者・行方不明者を出した関東大震災震源地のひとつとされている場所です。約100年を経て大きな異常変動が観測されたことを懸念しています」

 首都圏・東海警戒ゾーン内には他にも大きな歪みが溜まっている地域があるという。

「8月下旬以降、伊豆諸島、伊豆半島駿河湾沿いで、東西南北の異なる方向に地表が動いているため、非常に不安定な状態が続いていると考えられます。千葉県では、基準点『千葉花見川』が隆起する一方、30kmほどしか離れていない『富里』は沈降しており、2つの基準点の間の高低差は9月上旬に9.8cmに達しています。過去のデータから6cm以上の高低差は“危険水域”と言える。『大井』や『千葉花見川』『富里』のように、神奈川・千葉を震源とする地震でも、過去の大地震では地盤が緩い都心で最も甚大な被害が出ているので警戒が必要です」(村井氏)

【2】北陸・信越警戒ゾーン

 基準点「福井」の7.12cmなど、異常変動が福井県に集中している。

「9月4日に最大震度5弱福井県嶺北地震が起きましたが、その後も石川県の能登半島から福井県にかけて非常に活発な水平方向の動きが見られるため、まだエネルギーは放出され尽くしていないと考えられます。

 この地域では、9月末までの4か月で、長野と岐阜の県境にある長野県中部で45回、岐阜県飛騨地方で25回の小地震が起きている。過去には1965年8月から約5年半の間に長野市周辺で、震度5以上の地震が10回も発生した松代群発地震の前例もある。警戒を怠るべきではありません」(村井氏)

【3】東北地方警戒ゾーン

 岩手県にある基準点「岩手松尾」で9.04cm、福島県にある「二本松」で8.26cmと、奥羽山脈沿いで特に大きな異常変動が見られる。

青森県岩手県北部では地表が南東方向に向かって活発に動いている。しかし、福島県南部と茨城県北部には大きな動きが見られない。そのギャップから判断して、東北地方には大きな歪みが溜まっていると考えられます」(村井氏)

南海トラフと平行に異変が

【4】南海・東南海警戒ゾーン

 政府の地震調査委員会が南海トラフ地震の発生を警告してきた地域だ。

南海トラフと平行するように、四国から紀伊半島、愛知県にかけて異常変動が多数現われました。水平方向の動きでも、9月中旬に高知県東部、徳島県和歌山県の地表に異なる向きの動きが観測されました。

 AIの分析では愛知県に危険度の高い基準点が集中し、最近は京都でも地震が起きているため、近畿地方を含めて注意が必要です」(村井氏)

【5】北海道北東部警戒ゾーン

 2018年に道央で発生した北海道胆振東部地震が記憶に新しいが、北東部でも大地震が起こる可能性があるという。

「8月末には北海道の北部にある基準点『中頓別(なかとんべつ)』と『枝幸(えさし)』で異常変動が現われました。水平方向の動きでも非常に活発な動きが見られます。AIの分析でも北部に危険度の高い基準点が集中している。7年前のMEGA地震予測開始以来、北海道北東部でこれだけの異常が見られることは初めてなので、注視しています」(村井氏)

 最後に村井氏が言う。

「新型コロナ、台風・豪雨に加え、今年は大きな地震が少なかったため、地震への備えが疎かになっているように感じます。しかし、日頃の準備が、いざという時に被害を最小限に抑えるのです」

 予測をもとに警戒を怠らないことが肝要だ。

週刊ポスト2020年10月16・23日号

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村井俊治氏の「東日本大震災の直前と同じ兆候出現」との主張を信じてはいけません - 横浜地球物理学研究所 (goo.ne.jp)

 

村井俊治氏の「東日本大震災の直前と同じ兆候出現」との主張を信じてはいけません

2020年01月06日 | 地震予知研究(村井俊治氏・JESEA)
 
電子基準点の座標値の変動を見て地震を予測する「MEGA地震予測」なる有料メルマガを配信している、村井俊治・東大名誉教授が、2020年の年初に夕刊フジ週刊ポストに立て続けに登場し、「2020年は東日本大震災と同規模の地震が起こる可能性がある」と地震予測を披露しています。


  測量学の権威が警鐘 「東日本大震災の直前と同じ兆候出現」(週刊ポスト2020年1月6日)
  https://www.news-postseven.com/archives/20200106_1518049.html

  MEGA地震予測「いま最も危ない」3エリアはここだ! “驚異の的中率”地震科学探査機構が解析(夕刊フジ 2020年1月4日)
  https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200104/dom2001040002-n1.html


村井俊治氏の主張は、伊豆諸島にある電子基準点「青ヶ島」において、11月10日から16日までの1週間で81cmもの高低変動が見られ、それが巨大地震の前兆だと言うのです。

しかしながら、この主張は荒唐無稽です。説明するまでもなく、1週間で81cmもの地殻変動青ヶ島で起きたはずもないので、これは明らかなデマと言って良いでしょう。以下に説明します。




村井俊治氏は、青ヶ島国土地理院が設置している電子基準点が、1週間に81cmも上下動したと主張しているのですが、ハッキリ言ってこれはありえません。単なる測位ノイズか、解析上のエラーでしょう。

このときの実際のデータを見ますと、青ヶ島の電子基準点の座標値が動いたのは、実は11月10日のわずか1日だけであり、次の日には元に戻っているのです。

  
      国土地理院が公開するデータより作成。値の跳びが村井氏の主張する81cm(速報解)と数値が異なるのは、
       国土地理院が同サイトで発表している値が最終解だからです)



もしこれがノイズや解析エラーではなく実際の地殻変動だとしますと、ある日、突然、青ヶ島が1mほども沈んで、次の日にはピョンと元に戻ったことになります。地震の前兆だなどという話以前に、大発見で大ニュースです。

もちろん、実際にはそんなことが起きたわけもありません。もし起きていたのなら、その日の青ヶ島の港は海水下に没し、大きなニュースになったのではないでしょうか。

※2020年1月7日後記:
この値の跳びについて国土地理院に問い合わせたところ、回答を頂けました。青ヶ島の電子基準点の受信アンテナの不調により、受信衛星数が確保できなかったことが原因だそうです。もちろん、実際の地殻変動ではないですし、大地震の前兆でももちろんありません。回答して下さった国土地理院の担当者の方、ありがとうございました。





村井俊治氏は、週刊ポストなどの記事のなかで、青ヶ島の電子基準点が1週間に81cmも上下動した、という言い方をしています。しかし、実際のデータを見ると、青ヶ島の電子基準点の値が異常だったのは、上述したとおり11月10日の1日だけなのです。このことから分かることは、村井俊治氏は、実際の変動だとは信じられないような大きな異常値が出たにもかかわらず、元のデータをきちんと確認していないということです。確認さえすれば、異常は1日だけで次の日には元に戻っているので、単なるノイズかエラーであって実際の地殻変動ではないとすぐに推測できたはずです。

村井俊治氏には、このような明らかな荒唐無稽な話を吹聴してしまう行為を、即座にやめていただきたいと思います。また、夕刊フジ週刊ポストといったメディアにも、他のまっとうな専門家や国土地理院に裏取りすることもせず安易にセンセーショナルな記事を書くことを、今後は控えて頂きますよう強く望みます。もちろん、このようにいい加減なデータの取り扱いに基づいて有料の地震予測メルマガ「MEGA地震予測」を配信し続ける、地震科学探査機構(JESEA)も、強く批判されるべきではないかと思います。