スポーツキャスターの松岡修造氏(53)が31日、テレビ朝日系「報道ステーション」(月~金曜後9・54)に生出演。女子テニスの全仏オープン1回戦に勝利した後の会見を拒否し、主催者側から1万5000ドル(約165万円)の罰金を科された大坂なおみ(23=日清食品)についてコメントした。
大坂は大会前にSNSを更新し、英語でつづったメッセージ画像の中で「ローラン・ギャロス(全仏)の期間中、一切の報道活動に応じない」と表明。これまでの記者会見に参加するたび「アスリートの心の健康状態が無視されているような気がしてならない。自分を疑うような人の前には出たくない」「何度も同じ質問をされ、疑念を抱く質問を受けることも多い。敗戦後の会見場で泣き崩れる選手を映像で見てきた」などと訴えていた。
コメントを求められた松岡氏は「率直に言って僕は大坂さんが大好きだし、応援してきました。これは本当にテニス界にとって大きな問題です。僕はショックですよ」と反応。
「大前提として、なおみさんの真意ですよね。どうしてこういう投げ方をしたのか、表に出て説明をしていかないと。説明してほしいですね。そうじゃないと、ただ単にわがままだって誤解されてしまいます。試合後の記者会見は、テニス選手にとっては当たり前のことです。常識で疑ったことがない。でも、彼女は今回会見をしませんと宣言しました。ということは、僕らが気づかない、なおみさんは心の底から傷ついてきたことがあったのでしょうね。真摯に会見で答えているにも関わらず、意図とは違うものが伝えられたりと、そういうことが重なっていく中での今回の宣言だったという気がします」と推測した。
「彼女は世界で最も発信力のあるアスリートの一人です。僕らみんなが知りたいのは、なぜこういう投げ方をしたのか。そこが知りたいです」と続け、「憶測で分かりませんが、大会側に対してWTAという女子テニスの組織に相談することも一つのやりかたですよね。そうすれば会見の中で『なおみにはこういう質問はやめてください』とかそういう工夫ができると思うが、そのコミュニケーションが途絶えてしまうと、本当に大変なことになる可能性がある。だから思いをちゃんと伝えてほしいです」と呼び掛けた。
「大坂なおみという人がどういう捉え方をしているのか。今までの彼女の発信の仕方も普通じゃなかった。だからこそ魅力がある、伝わったのです。彼女の発信の仕方が一番(世の中に)伝わっている可能性もある。これは僕も分かりませんが」と言及した。
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昔のマッケンロー選手を見ると「大坂選手」は普通とねち。
一流選手程、マスコミは相手にしないとねち。
好きでテニスをしてるだしとねち。
テニス選手のユニークな会見を振り返る、悪童マッケンローからサフィンまで 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News
■お騒がせといえば「悪童マッケンロー」
おそらく最も「悪名高い」記者会見は、1981年のウィンブルドン選手権でのジョン・マッケンロー( 、米国)の会見だろう。なんとこの会見では、最終的に記者同士が殴り合いのけんかを始めてしまった。
その日、マッケンローのコート上での芝居がかった行動をめぐり、意見のあわない英国人記者と米国人記者の間に険悪な雰囲気が漂っていた。
そういったなかで英国人記者のナイジェル・クラーク( )氏がマッケンローにガールフレンドのことを質問。「Superbrat(スーパー駄々っ子)」ことマッケンローは記者に罵声を浴びせて部屋を飛び出してしまい、それをきっかけに記者の間で乱闘が始まった。