東日本大震災は「あり得ないはずの巨大地震」だった…日本地震学会で吐露された「痛恨の念」
---------- 今後30年以内に高い確率で発生が予測されている「南海トラフ巨大地震」。果たしてその実態はいかなるものなのだろうか。その巨大な災害はどのようなメカニズムで発生し、どのような被害をもたらすのだろうか。そして、われわれはその未来にどう備えればよいのか。防災・危機管理アドバイザーの山村武彦氏に解説してもらった。 ---------- 【マンガ】「南海トラフ巨大地震」が起きた時、もし「名古屋港」にいたら…
南海トラフ巨大地震発生のメカニズム プレートはなぜ動くのか?
地球を赤道面で測ると、直径約1万2,756キロメートルといわれている。その表層部分は地殻とマントルなどからなる厚さ数十~100キロメートルほどの硬い岩盤で覆われており、その岩盤は海嶺、海溝、トラフなどを境として大きく十数枚に分けられている。それをプレートと呼ぶ。それぞれのプレートが相対的に動くことによって、地殻変動、地質現象などが引き起こされるというのがプレートテクトニクス理論だ。英語でプレートは板、テクトニクスは造構作用(構造をつくる作用)という意味だ。この理論は、地震や火山活動などのメカニズムを説明する時にも用いられている。 プレートの相対運動によって作られる境界(海嶺、海溝、トラフなど)には,大きく分けて3種類ある。一つはプレートが海溝などから地球内部へ沈み込む「沈み込みプレート境界」。二つ目は、沈み込むプレートに引っ張られて裂け目が拡大していく中央海嶺のような「拡大プレート境界」。三つ目は、プレート同士がすれ違う「横ずれプレート境界」である。 日本列島は沈み込みプレート境界の上に位置していて、海側のプレート(太平洋プレート,フィリピン海プレート)が、陸側のプレート(ユーラシアプレート・北米プレート)の下に沈み込んでいる(1-(2) 図参照)。 プレートは、沈み込んだプレートが引っ張る力で動いているとされる。それを「テーブルクロス効果」という。テーブルクロスをテーブルの端から長く垂らすと、その自重で滑り落ちていくのに似ている。垂れたテーブルクロスの重みで、つながっているテーブルクロスの残りの部分も引っ張られていく。同じロジックで、自重がプレートの動く原動力のひとつと考えられている。
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2012/2/10
―東大地震研究所、平田教授の正体― 首都直下型地震4年以内に70%とセンセーショナルな発表を主導した平田教授が週刊文春の取材に対しオフレコ発言。 「数字はヤマ勘、書くなよ。」 やはり研究費目的の不安商法でした。 東大地震研究所とは東電原発村と同じ、東大地震村だったのですか?
つまり、東大地震研究所のWebページにある「お断り書き」は、 こう言っていたと同じことです。 ↓ 「平田教授の見解は、うちらの見解と違うよ。 単なる個人の見解だから一緒にしないでね。 それに研究者間で認められた見解でもないし。」 by-東京大学地震研究所
あなたは記事にあるように、メディアに踊らされた被害者です。 詳しくは以下をどうぞ。
平田 直|メンバー紹介|東京大学地震研究所 地震予知研究センター (u-tokyo.ac.jp)
JST CREST "iSeisBayes" | メンバー (u-tokyo.ac.jp)
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東京都知事政務担当特別秘書・宮地美陽子氏による新刊『首都防衛』では、最新のデータやシミュレーションから明らかになる、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」が描かれている。その内容とは? 【写真】日本人が青ざめる…突然命を奪う大災害「最悪すぎるシミュレーション」
前代未聞の大災害
今から320年ほど前、前代未聞の大災害は起きた。1703年の真冬、激しい揺れが深夜の東京都、千葉県、神奈川県(いずれも現在)を襲う。江戸時代、現在の関東地方を急襲した「元禄地震」だ。 被害の詳細はいまだ確定されていないものの、最大震度7に相当する強い揺れが起き、死者は1万人を超えたと伝えられる。10メートル超の津波は沿岸に住む人々に襲いかかり、一瞬にして多くの命を奪った。 2008年3月に千葉県が発行した防災誌には、古文書や供養碑などをもとに当時の被害がこのように記されている。 「房総半島南部では4メートル以上も土地が隆起、また沈降したために、農業や漁業を営んでいた当時の人々の生活に大きな影響をおよぼしました。大きな地震動と同時に、目の前にあった山が沈み、または今までなかった浜が出現したのです。これらの現象がどれだけ当時の人たちを驚かせたことでしょう」 巨大地震は強い揺れや津波とともに、大きな地殻変動も生じさせている。 国土交通省によると、元禄地震が発生したときの日本の人口は3000万人弱と推計される。単純比較は難しいものの、現在の人口で表せば死者は4万人を超えるレベルだ。しかし、江戸時代中期の我が国を襲ったのは元禄地震にとどまらない。 4年後の1707年10月、今度は駿河湾から四国沖の広い範囲で大きな揺れが発生した。マグニチュード(M)8.6と推定される「宝永地震」は南海トラフの巨大地震で、最大震度7に達したとみられる。海岸部では最大で津波高約15メートルの大津波が発生し、現在の大阪を中心に死者は2万人以上と伝えられている。 内閣府の「災害教訓の継承に関する専門調査会報告書」(2014年3月)によれば、宝永地震のような南海トラフの大規模地震が発生した後には周辺の地殻に加わる力に大きな変化をもたらす。発生後に地震や火山活動が活発になる場所が現れ、宝永地震発生の翌日早朝にはM6.5程度の地震が富士山の東麓で発生。そして、49日後には富士山の噴火活動が始まる。 大量の火山灰が飛来し、地震による被害が少なかった関東平野でもダメージが生じた。この「宝永大噴火」は2週間も断続的に続き、江戸にまで火山灰は降り積もっている。報告書は「少なくとも宝永地震のような非常に大規模な地震の発生後数ヶ月間は、誘発される別の地震や噴火、土砂崩れなどの災害にも注意が必要である」と指摘している。 元禄から宝永年間に続発した巨大地震と富士山の噴火は何を物語るのか。現在と違って詳細なデータは残されていないものの、少なくとも言えることは二つの大地震と富士山噴火が連動し得るという恐怖だ。あえて名をつけるならば、「大連動」と言ってよいだろう。それが今から320年ほど前、現実に起きた意味は決して小さくはない。 では、人口が当時の4倍超に増加し、列島のいたるところで人々が暮らすようになった現在の我が国で首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山の噴火という「大連動」が生じたらどうなるのか。 交通網やインフラが全国に行き渡り、物流が東西の垣根なく展開される今日に発生すれば、その被害は当時とは比べものにならないほどのインパクトを与えるだろう。タワーマンション(タワマン)や高層ビルが林立し、スマートフォン(スマホ)に連絡手段と情報収集を依存する今日ならではの課題も浮き上がる。 江戸時代の我が国を苦しめた「大連動」が再び起きたとき、あなたはどうするか。それでは、最新の被害想定などをもとにした「最悪のシミュレーション」をご覧いただこう。 つづく「『まさか死んでないよな…』ある日突然、日本人を襲う大災害『最悪のシミュレーション』」では、日本でかなりの確率で起こり得る「恐怖の大連動」の全容を具体的なケース・シミュレーションで描き出している。
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宮地 美陽子(東京都知事政務担当特別秘書)
東京都の小池百合子知事は9日、政策立案への助言などを行う政務担当の特別秘書に、元読売新聞記者の宮地美陽子氏(39)を任命した。
宮地氏は早稲田大商学部卒で、平成12年4月に読売新聞社に入社。甲府支局(警察・行政担当)と紙面のレイアウトをする編成部を経て今月8日に退社した。